在宅介護や介護用品紹介

入浴できない高齢者も大丈夫!自宅での入浴を支援する介護グッズとサービス

入浴健康な生活を過ごすために、とても重要です。身体の清潔を保つことや、心身のリラックスにも入浴は欠かせない行為です。

しかし、高齢になると、認知症の影響から清潔に対しての意識が低下したり、体力の低下の影響で、入浴がおっくうに感じでしまったりと、入浴の回数が少なくなってしまう高齢者がいます。

また入浴中や入浴後に体調が悪くなる事もあり、風呂場は転倒のリスクも高いため、高齢者が安心して入浴できるように、安全対策が必要です。

この記事では高齢者の自宅での入浴について詳しく解説します。

入浴のメリット

高齢者の入浴メリット

衛生面の改善:高齢者は免疫力が低下しているため、感染症にかかりやすくなっています。入浴によって、体の汚れ取り除き清潔を保つことで、衛生面の改善につながります。

疲労回復やストレス解消:入浴によって、筋肉がほぐれ、リラックス効果が得られるため、疲労回復やストレス解消に役立ちます。

血行促進や健康維持:入浴によって、血行を促進することができます。体温が上がり、血管が拡張するため、血行促進につながります。また、入浴によって、冷え性や肩こり、関節痛などの症状を改善することができ、健康維持にもつながります。

高齢者にとって入浴は、健康維持や生活の質を向上させるために必要不可欠な行為です。入浴を行うことで、身体的な健康だけでなく、精神的な健康も保つことができます。

入浴の危険

高齢者にとって健康的で快適な生活を送るためには、適切な食生活や運動はもちろんのこと、さまざまな注意が必要です。

高齢者は、入浴時の転倒や濡れた床で滑る等、怪我のリスクが高まります。そのため、手すりを使ったり、滑り止めマットを敷いたりすることが大切です。

また、高齢者の場合飲んでいる薬の副作用から、めまいなどの影響で、転倒する可能性もあります。薬の適切な飲み方や注意点についても知っておく必要があります。

さらに、認知症による認知機能低下から怪我のリスクが高まります。安全な入浴環境の整備や入浴時の介護サービスの利用も必要です。高齢者の入浴には多くの注意が必要ですが、適切な対策を講じることで、入浴時のリスクを少なくすることができます。

入浴中時の体調変化

高齢者が入浴中に体調が悪くなる事例としては、以下のようなものが挙げられます。

低血圧によるめまいや失神:入浴によって体温が上がり、血管が拡張することで、血圧が下がることがあります。そのため、低血圧の高齢者は、入浴中にめまいや失神を起こすことがあります。

心臓疾患による症状の悪化:心臓疾患を抱える高齢者は、入浴によって心拍数が上がり、負荷がかかることがあります。そのため、入浴中に症状が悪化することがあります。

認知症による不安や混乱:認知症の高齢者は、新しい環境や刺激に敏感で、入浴中に不安や混乱を感じることがあります。

薬の副作用による症状の悪化:高齢者は複数の薬を服用していることが多く、入浴中に薬の副作用による症状が出ることがあります。

以上のような事例に注意し、適切な対処を行うことが重要です。また、入浴前には、高齢者の体調を確認し、バイタル測定を行うことが必要です。

また飲んでいる薬に対しての知識も必要です。

安全対策

高齢者の入浴時には、転倒や転落、火傷などの事故が発生する可能性があります。そのため、入浴時の安全対策を徹底することが重要です。以下に、高齢者の入浴時における安全対策についてまとめました。

風呂場の環境を整える:風呂場は、床が濡れるため滑りやすくなる事があります。対策として、滑り止めマットを敷き転倒のリスクを下げましょう。また、浴槽と床の間に高さがある場合は、出入りの際に膝を痛めたり、転倒する可能性があるため、浴槽に手すりを設置するとよいでしょう。

入浴前の準備:入浴前に血圧や体温を測り、身体が温まるように軽い運動をすると、入浴中の血行促進や体温調節に役立ちます。また、必要に応じて介助者をつけることも検討しましょう。

入浴中の注意点:入浴中に滑って転倒することを防ぐために、手すりを掴んで体を支えながら、ゆっくりと浴槽に入るようにします。また、温度計を使用し水温の確認も行い、火傷などに注意しましょう。

出浴後の対策:出浴後も体調の変化がないか確認し、出浴後も介護者が近くにいるようにしましょう。また、風呂場から出る際も転倒のリスクがあるため、介助者の手を借りるなどして、安全に出浴できるようにすることが大切です。

以上のように、高齢者の入浴時には、様々な安全対策が必要です。高齢者本人だけでなく、介護者や家族も入浴時の安全対策について理解し、徹底することが大切です。

介護

高齢者が入浴する際には、滑りやすい床での転倒よる怪我のリスクが高くなります。そのため、高齢者の入浴時には介護者が付き添うことで、安全に入浴できるようにすることが重要です。

介護者は、高齢者が滑らないように手すりを設置したり、滑り止めマットを敷いたりすることで安全対策を行い、また、入浴中に体調が悪くなった場合にはすぐに対応することが必要です。

高齢者の入浴時には、介護者が高齢者の状態を確認しながら入浴をサポートすることで、安全かつ快適な入浴環境を整えることができます。介護者は、高齢者の身体や心の状態に合わせた介護を行うことが大切です。

高齢者の入浴には注意が必要な点が多いため、介護者は十分な知識と技術を持ち、適切な対策を講じて高齢者をサポートすることが必要です。

入浴介護用品

浴槽や浴室の床に敷くだけで滑り止め効果のあるマットです。裏側に吸盤があり床にしっかりくっつき、柔らかく足触りも良く、乾きやすい素材で作られています。

サイズや色がシンプルなため浴室にも馴染みやすく、滑りやすい浴室の床での転倒のリスクを少なくできます。

商品の使い方は、マットを敷く場所を清掃して乾かします。次に、マットの裏面にある吸盤を押しながら床に貼り付けます。最後に、マット動かずが平らになっていることを確認しましょう。

お風呂場滑り止めマットは、介護用品としてだけでなく、一般家庭でも使えるおすすめの商品です。

ディンプル樹脂手摺は、丈夫なアルミパイプを光触媒入り樹脂でコーティングした補助手すりです。手すり裏に指掛かりに有効なディンプル加工を施し、くぼみがついています。

設置に関しては、取り付けに工具が必要になるので、少し専門的な知識が必要になります。取り付け場所と取付け方法を事前に確認し、ブラケットねじとナイロンアンカーを使って壁面に固定する必要があります。取り付けたあとは、手すりの角度や高さを調整して快適に使えるよう調整してください。

手すりの裏にディンプル加工が滑り止めになって安心感があり、光触媒入り樹脂でコーティングされているため、汚れや臭いを防いで清潔に保てる加工がされています。またアルミパイプが丈夫で耐久性が高いことなどから、ディンプル樹脂手摺は、浴室での立ち座りや移動など、さまざまな動作をサポートする便利な商品です。

こちらの手すりは、浴槽のフチに挟んで取り付けることができる商品です。すべりにくい塗装と2段手すりで入浴をサポートします。

設置も簡単で、特別な工具も必要なく、浴槽のフチに手すりを挟み、つまみを回して固定することで設置できます。設置した後は、手すりの角度や高さを調整して快適に使えるように調整してください。

浴槽手すりを設置することで、浴槽から出入りするときに手すりを使用し、安全に入浴することができます。また設置したまま風呂蓋を使用することもできます。つまみを回して固定するだけなので、取り付け、取り外しも簡単です。

以上のように、浴室用手すりは、入浴時の安全を簡単取付でサポートするおすすめの商品です。

介護用シャワーチェアは、背もたれや肘掛けが付いていて、椅子高さや角度を調節できます。また、360°回転するタイプもあります。

いろいろな機能が付いた商品があり、高さを段階的に調節できるものや、ひじ掛けが移乗のときに邪魔にならないように、跳ね上げれる機能があるもの。座るところが、360°回転するタイプの場合は、座ったまま体の向きを変えられます。

また座り心地が良くて安定感があり、背もたれや肘掛けがあると椅子からの転落リスクが減り安心して入浴できる介護用シャワーチェアは、お風呂での安全と快適さを提供するおすすめの商品です。

バスボードは、浴槽への出入りをサポートする入浴補助用具です。浴槽をまたぐのが不安な方が浴槽に入るときや、介護時にオススメです。軽量で滑りにくい素材で作られており、簡単に設置や取り外しができます。

使い方は、浴槽の幅に合わせてバスボードの長さを調節し、バスボードを浴槽の両端に引っ掛けて固定、設置します。バスボードの上に座り、足を浴槽内に入れバスボードからゆっくり浴槽内に移動することで、浴槽をまたぐ不安のある方でも安全に浴槽に入ることができます。浴槽から出る際は逆の手順で出ます。

バスボードを使用することで、浴槽への出入りが楽になり、入浴の介助者の負担も軽減できます。また軽く、汚れやカビがつきにくい素材で作られているため、清掃も簡単です。

バスボードは、浴槽への出入りをサポートする便利な商品です。

介護サービスの利用

高齢者の入浴介助サービスには、自宅で受けられる介護保険サービスや、介護施設内で提供される通所サービスなどがあります。

自宅で受けられる介護保険サービス

自宅で受けられる介護保険サービスは、訪問介護による身体介助や訪問入浴があります。訪問介護による身体介助は、自宅へ、ヘルパーが訪問し自宅での入浴介助や着替えなどの介護を行います。訪問入浴は、看護職員と介護職員が自宅へ訪問し、持参した浴槽を使い入浴の介助を行います。

介護施設内での入浴介助サービス

介護施設で提供される入浴サービスは、デイサービスデイケア(通所リハビリ)があります。どちらも自宅まで送迎の車が迎えに来てくれるので、施設に通所し入浴介助を受けることができます。また、バリアフリー化された設備や介護用具を利用することで、より安全で快適な入浴を提供する施設もあります。

高齢者の入浴介助サービスには、様々な種類があるため、ご自身やご家族のニーズに合わせて選ぶことが大切です。

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